産後ダイエットといえば、産後3ヵ月間が命!ともいわれます。でも、産後すぐは子どもにとても手がかかる時期ですし、ママにとっては回復期間。いきなり過度なダイエットをすると、健康を害してしまいます。そこで、産後ダイエットのポイントを紹介していきましょう。
■産後3ヵ月間はダイエットの「準備」期
産後すぐに行いたいのは、歪んだ骨盤の矯正などのダイエット準備。いきなり過度な食事制限で体重を減らすと、育児に必要な体力の減退や母乳の栄養不足が心配です。骨盤ベルトやストレッチ、姿勢の整えなどで歪んだ骨格を整え、痩せやすい体質づくりは行いたいですが、赤ちゃんの健やかな成長のためにも、体重減少を急ぎ過ぎないことが大切です。
■体重を産前に戻すのは「1年かけて」がオススメ
基本的には、育児に奔走していると自然と体重が減少していきます。妊娠中に体重が10kg以上増加したのに、生後半年を過ぎても体重が減らず、逆に増えてしまう場合は、食事量が多い可能性が高いので見直しが必要です。緩やかに体重が減っているようであれば、1年間かけてゆっくり体重を戻していく心持ちで日々を過ごしていきましょう。
■食事制限よりも運動を増やす
食事制限による体重減少は、筋肉や骨を削ったり水分不足に陥ったりする可能性が高まります。赤ちゃんを守っていた下腹の脂肪は減りにくいために焦ってしまいますが、食事量を減らすよりも運動量を増やす方がボディラインを引き締めやすくなります。積極的に赤ちゃんと遊び、家事や育児で汗をかくようにするのがオススメ。赤ちゃんを抱っこしたままのウォーキングは、カロリー消費を高めますよ。
早く体型を戻さなければと焦ってしまうと、不調を招く可能性もあります。赤ちゃんと元気に過ごしてエネルギー消費量を増やすことで、ゆっくりと体型を戻してくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)