明石家さんま、自伝ドラマに泥を塗った小出恵介の活動再開に寛容な理由

 お笑いタレントの明石家さんまが8月22日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)に出演。芸能活動の再開を発表した俳優の小出恵介から復帰に向けてのあいさつがあったと明かしている。

 小出は2017年6月に未成年女性との飲酒が発覚し、その後無期限で活動を休止。およそ3年の謹慎期間を経て、このたび俳優としての再スタートを切ることを発表していた。

 さんまは自身がプロデュースしたNetflixドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、小出を“さんま”役に起用していたが、小出のスキャンダルによって配信が一旦中止となると、1年後に玉山鉄二を代役に据えた取り直しでの公開となっていた。

 そうした経緯がある中、さんまはラジオで「邪魔くさいことに小出恵介が帰ってきて…」と切り出し、「こないだ小出と会うて。手に入りにくいナイキのスニーカーとアメリカで流行ってるマスクを買ってきて、誕生日プレゼントというので。挨拶したいというので会ったんですけど」と好みの手土産を持参していたという。

 また、小出の様子については「俺たちに気を遣いながら『すみません、すみません』ばっかりで」としきりに反省した態度を見せていたと説明。最後には「俺の作るアニメのどれかの声をできれば…。もちろんオーディションでやるんですけど」とし、一度スキャンダルで自らのドラマを白紙にされかけた小出にもう一度チャンスを与える可能性をも示唆している。

■カラテカ入江にも「世話になった」

「直近の3年間だけでも、さんまの周りでは小出のスキャンダルや、私生活で面倒を見ていた雨上がり決死隊・宮迫博之の闇営業騒動、独身芸人同士で集まるアローン会のチュートリアル・徳井義実の申告漏れ、同じくアローン会の岡村隆史によるコロナ禍不適切発言など、立て続けに騒動が勃発。基本的にさんまはこうした不祥事を起こした芸人を応援する姿勢を見せていますが、今回の小出の挨拶ではやはり“レア物のスニーカー”も効いたのではないでしょうか。かねてさんまは希少価値の高いブランドアイテムに目がなく、闇営業騒動の発端となる宴席をセッティングしたカラテカ入江慎也が吉本から契約解除された際、『入江にはすっごい世話になった』とコメント。さらに、もしも入江から宴席に誘われていたら『絶対に行っていた』とも語り、その理由として、過去に入江から“絶対に手に入らない”とされるバスケ界の神様マイケル・ジョーダンの超レアなトレーナーを貰ったからだと説明しました。さんまに近しい人間にとっては、もはやさんまを“メロメロにする方法”はしっかりと確立されているようですね」(テレビ誌ライター)

 他人からのプレゼントは、値段よりもそれを手にするまでの労力や経緯を重視するタイプだというさんま。自身も前妻で女優の大竹しのぶに渡した結婚指輪は、わざわざオーストラリアの洞穴に潜って採掘したオパールを装飾したもので、世界に一つだけのリングであることをアピールしていた。

 小出がどこまでさんまの好みを把握していたかは分からないが、お笑い怪獣をご機嫌にさせる方法にはかなっていた。とにかく“レアなアイテム”を贈呈すること、これが「アホみたいなホンマの話」というわけだ。

(木村慎吾)

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