こんな食べ方は要注意!悪玉コレステロール値を上昇させるNG習慣

 最近は、新型コロナウイルスの影響で定期検診が中止、延期、あるいは規模縮小されている他、体調が少し悪くなっても感染予防のために自ら通院を避ける傾向にあるといわれます。

 でも、病気のリスクはコロナ以前と変わってはいないはず。とくに、更年期を迎える女性が気を付けたいのが、悪玉コレステロール値です。健康診断では必ずといっていいほど検査する項目ですが、この値が高い状態が続くと脂質異常症が進行し、動脈硬化を引き起こす上に、心疾患や脳血管疾患のリスクが高まるといわれます。

 女性は、悪玉コレステロール値を下げたり、血管を保護したりする女性ホルモンの働きのおかげで、男性より動脈硬化になるリスクが低いことが分かっています。しかし、女性ホルモンの分泌が減少する50代前後になると、悪玉コレステロール値が急上昇する人が増えるというデータもあるようです。

 管理栄養士で日本抗加齢医学会認定指導士の篠原絵里佳さんは、次のような生活をしている人に警笛を鳴らしています。

■肉類の食べ過ぎで魚や大豆製品を食べる頻度が低い

 魚や大豆製品をあまり食べず、肉ばかりの食生活なら要注意。肉類等の動物性食品に多く含まれる脂質を摂取し過ぎてしまうと、悪玉コレステロール値が高くなってしまいます。

 逆に、アジやイワシ、サバなどの青背魚に含まれるDHA、EPAは善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らしてくれますし、大豆に含まれるたんぱく質や脂質は、悪玉コレステロールを低下させるといわれます。

■夜遅めの食事習慣

 コレステロールは夜に生成されるため、夜遅い時間の食事は注意が必要です。

■運動をまったくしない

 運動、とくにジョギングなどの有酸素運動には、コレステロールの代謝を促進する働きがあり、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすことができます。

 上記に当てはまった人は、これらの習慣を改善することと共に、悪玉コレステロールを下げることが分かっている「プロシアニジン」を含む食材を摂取するのも一つの方法です。

 アメリカ合衆国農務省(USDA)のデータベースによると、プロシアニジンが含まれる代表的な食べ物として、りんご、カカオ、シナモン、黒豆、ナッツなどがあるそう。サラダに塩分不使用の素焼きナッツをプラスしたり、ヨーグルトにリンゴをプラスしたり、コーヒーにシナモンをプラスしたりすることで、毎日の食生活に取り入れやすくなりますよ。コンビニでも、黒豆スナックや素焼きナッツ、プロシアニジンを含む機能性表示飲料が売られているので、ぜひ取り入れてみましょう。

 更年期を迎えるに当たり、悪玉コレステロール値を増やさない生活習慣を今から付けておくことで、脂質異常症などのリスクが低くなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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