中居正広のレギュラー番組には、中居と阿吽の呼吸でやりとりする“援軍”がいる。「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)でいえば、劇団ひとり。ほかに、笑福亭鶴瓶やダウンタウン・松本人志、ヒロミや陣内智則、南海キャンディーズ・山里亮太や出川哲朗らも、気のおけない仲間だ。
そんななか、異質な存在がウエンツ瑛士。18年10月にミュージカルの勉強をするために渡英したが、マスコミ発表する2日前に中居と松本に直接会って、事前報告している。WaTの元相棒・小池徹平にはその翌日に伝える予定だったというから、ウエンツにとって中居と松本がいかに大切な存在かがうかがい知れる。
ところが、その留学報告の酒席がとんでもなかったというのだ。
「ベロンベロンに酔った中居がウエンツに『(小池徹平に)電話しろ』と迫ったのです。ウエンツは電話をかけたフリをして逃げ切ろうとしましたが、『ケータイ見せろ』『本当に(メールを)打ったんか?』としつこく迫ったそうです。結局、しぶしぶ小池に連絡したものの不在。2秒後にコールバックがあったのですが、真摯に話を聞こうとする小池に対して、ウエンツら3人は酔っ払い。呆れられて電話を切られたとか」(芸能ライター)
焦ったウエンツは即かけ直したという。予定通り翌日に会って、「出発までにサシで飲もうな」と小池と男の約束を交わしている。
中居とウエンツのユニークなエピソードはこれに留まらない。留学直前には爆笑問題・田中裕二、劇団ひとりを集めて送別会を開き、イギリスで着られるようにと甚平をプレゼントした。そして、その“衣装”がまさかの奇跡を招いた。
「暖かくなりだしたころ、ウエンツが近所で買い物をするために着て出て行ったら、周囲の視線がなんだかヘン。みんなに見られていて『サムライ、サムライ』と声をかけられたのです。これが仕事につながりました。ただ役者ではなく、なぜかMCの仕事だったそうですが」(前出・芸能ライター)
甚平姿を鏡で見ると、日本のことが大好きな外国人にしか見えない。思わず、笑ってしまったというウエンツ。そんなところがMCの仕事につながったのかもしれない。
中居が引き寄せた小さなビジネス。この展開は、さすがに誰も予想できなかった!?
(北村ともこ)