モデルの藤田ニコルが9月16日、自身の手掛けるファッションブランド「NiCORON」が終了するとツイッターで報告した。このツイートが単なるブランド終了以上の意味を持つ、と深読みする関係者が少なくないという。
2018年にスタートした同ブランドについて藤田は、「10代の私が等身大として思い描いたブランド『NiCORON』に区切りを付けて、次のステップに進みたいなと思います」と説明。新たなファッションブランド設立への含みも持たせているようだ。
「コロナ禍の逆風にアパレル業界全体がさらされるなか、『NiCORON』の撤退はビジネスとしては真っ当な判断。これでニコルのブランド力に傷がつくといったことはなさそうです。そして“自分のブランド”というくびきから解き放たれたことにより、彼女が動きやすくなったことは確実でしょうね」(芸能ライター)
ニコルが所属するオスカープロモーションでは社員と所属タレントが続々と離脱。9月1日には女優でモデルの堀田茜が有力事務所のトップコートに移籍したばかりだ。そしてニコル自身もギャラを巡って母親と事務所が対立していると伝えられており、8月5日付のデイリー新潮では「確かに、お母さんと会社が何度か話し合いをしているのは本当ですけど」と交渉の事実を認めている。
「タレントが事務所から独立したい場合、ネックになるのがスポンサーとの関係。契約が満了するまでは事務所を辞めないという条件が付くケースも少なくありません。その点、『NiCORON』は大手アパレル会社・ストライプインターナショナルとの協業ですが、今回のブランド終了でその縛りはなくなりそうです。昨年10月から出演している『アットホーム』のCMも、契約期間が1年間ならそろそろ満了するはず。いよいよ退社へのカウントダウンが始まったのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
ニコルほどの売れっ子ならオスカーを退社しても引く手あまたなのは明らか。業界での注目はもはや「移籍先はどこなのか」に移っているのかもしれない。
(白根麻子)