我が子を保育園に入園させるために行う“保活”。ニュースで待機児童問題を耳にしたり、周りのママ友の体験談を聞いたりすると、不安になってしまいますよね。復職や就職を希望して保活を行ったママたちは、どんなところに大変さを感じたのでしょうか。
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関であるしゅふJOB総研が2020年1月、ビースタイル登録者及び求人媒体『しゅふJOBパート』登録者713名を対象に実施した調査によると、保活に取り組んだ経験が「ある」人は49.5%で、そのうち保活で「希望の施設に預けることができた」人は50.7%、保活は「大変だった」と回答した人は79.9%にのぼったそうです。多くの人が保活に大変さを感じる一方で、必ずしも希望通りの保育園に入園できるとは限らないようです。
同調査のフリーコメントでは、「どこも定員が少なく、いくつか回って、自宅より遠いところも希望してないのに書いておかないと入れないかもしれない、みたいな感じなのがとても嫌でした」(40代:派遣社員)、「情報が少ない、情報が一元管理されていない、保育園によって特色が異なるため、見学が必須」(40代:パート/アルバイト)、「産み月から保活は始まっているし、自治体によって、やり方が様々なので、職場の同僚の話が参考にならないケースも多い」(30代:正社員)などの声が寄せられたそう。
入園できるチャンスを広げるには、自宅から少し遠い園も視野に入れるなど、希望する保育園を増やすことも必要なようです。また、安心して通わせるためには、ホームページなどで保育園ごとの特色を知ったり、実際に見学をして先生方や子どもたちの様子を確認したりするなど、情報収集も行いたいもの。希望する園の数が増えれば増えるほど、保活の負担も大きくなりそうです。
認可保育園と認可外の保育園では保活や申し込みの方法が異なるため、両方を視野に入れている方はさらに大変さを感じることも。地域や園によってルールに違いがありますから、役所や希望する園に話を聞きに行くことが保活の第一歩になりそうです。
(Nao Kiyota)