赤ちゃんの運動遊びを後押しする3つの工夫

 赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちができるようになる頃は、筋肉が発達して体の使い方が上手になっていく大切な時期。この時期には、家でもたっぷり体を動かす遊びをさせてあげたいですよね。次のような工夫をすると、赤ちゃんが伸び伸びと運動遊びに夢中になれますよ。

■ベビーサークルなどで活動範囲を狭め過ぎない

 赤ちゃんが自由自在に動けるようになっていくと怪我などの危険があるため、室内で「行って欲しくない」場所や「触って欲しくない」ものが増えますよね。もちろん、ママの手が離せないときでも赤ちゃんが安全に過ごせる場所は必要ですが、それが寝転がるだけや座ったままの状態でしかいられない大きさの空間では、運動遊びの機会が限られてしまいます。ママが家事をしている間はサークルで囲い、手が開いたらサークルを撤去して自由に遊ばせてあげるなど、赤ちゃんが動き回れる時間を作るのがオススメです。

■手作り「トンネル」や「丘(坂)」を設置

 ハイハイがスムーズにできるようになったら、斜面を登ったり段差を乗り越えたりする遊びを楽しむことで、手足の力を伸ばすことができます。段ボールなどで手作りのトンネルを作ったり、マットレスの下に丸めた(または折りたたんだ)座布団などを入れた丘や坂を作ったりすることで、赤ちゃんの運動の幅を広げてあげるとよいでしょう。

■怪我に注意して赤ちゃんの自由な行動を見守る

 せっかく買ったおもちゃよりも、大人の荷物やリビングにある日用品、家具などの方に興味を持つ赤ちゃんも多いですよね。壁やソファーでつかまり立ちをしようとしたり、ママのよく行く場所にハイハイで行ってみたりと、事故や怪我が起こりそうなことをされると不安になってしまいがち。そんな場合は、時間を決めるなどして家事を中断し、いつでも手助けできるよう赤ちゃんをしっかり見守りながら自由に遊ばせてあげましょう。転んだ際にクッションになって頭や顔を守ってくれるヘルメットやリュックを活用するのがオススメです。

 赤ちゃんの行動の幅が広がると危険も増えるため、目が離せずママの心配ごとは増えるばかりかもしれません。1日中遊びに付き合ってあげることは難しいですから、1日のルーティーンの中に体を動かして遊ぶ時間を設定してみてくださいね。

(Nao Kiyota)

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