「子どもが歯医者を嫌がって、行かせるのが大変!」と困っていませんか? 子どもたちが怖い思いをせず、気軽に受診できるようにするには、次のような工夫を取り入れるのがオススメです。
■定期的に歯医者に通う
虫歯ができたり、痛みや気になる症状が現れたりしてから受診していると、「歯医者に行く=痛い・怖い」というイメージを抱きやすくなります。そのため、治療ではなく、予防の目的で定期的に歯医者を受診するのがよいでしょう。治療の痛みや苦痛を感じない治療(検診)経験を積むことができ、歯医者に慣れやすくなります。予防ケアを続けることで、大きな痛みを感じる治療の可能性も低くなるので一石二鳥です。大人が安心して通う場所には、子どもも安心してついて行くことができるため、家族みんなで定期的に受診するといいですね。
■歯磨き指導・仕上げ磨きを徹底する
大きな治療が不要な状態を保つには、歯の健康を保つ日々のケアも大切です。歯磨きが苦手な子には、歯磨きの仕方を分かりやすく伝え、仕上げ磨きを十分にしてあげてください。歯磨きに積極的になれない場合は、家族の“歯磨き時間”を設け、楽しく磨いている姿を見せましょう。正しい歯磨きの仕方を示しやすく、一緒に楽しむことで子どもが積極的に取り組みやすくもなります。
■子どもが楽しめる歯医者を選ぶ
医療法人社団桜翔会 桜堤あみの歯科が2020年6月、小学生以下の子どもを持つ親1122人を対象に行った調査では、「子どもを歯医者に通わせるために工夫していること」として、「治療後におもちゃを買ってあげる」(30代/男性/千葉県)、「オマケをくれる・テレビを見せてくれる歯医者に通って気を紛らわせていた」(40代/女性/大阪府)、「行く前に、歯医者で何をするか、どうして歯医者に行くのかの絵本を何冊も読んでイメージトレーニングをしている」(40代/女性/東京都)などの声が寄せられたそう。子どもが楽しめる工夫をしてくれる歯科医院をみつけておいたり、歯医者や治療について十分に子どもと話し合っておいたり、受診当日の子どもとのやりとりを事前に決めておいたりすることで、焦らず進めることができそうです。
自分の歯を大切にし、必要なメンテナンスをしたいと思えるよう、ぜひ子どもの背中を押してあげてください。