10月7日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)にて行われた親子ドッキリに、全国の小学生が食いついていたという。これは「親を泣かすことが出来たらおもちゃプレゼント」という条件で子供たちが本気で手紙を書き、おもちゃゲットを目指すという企画だった。
同企画には一般人親子のほか、オペラ歌手の川村章仁氏やお笑い芸人の品川庄司、同じく「デンジャラス」のノッチらも出演。親たちがみな子供の手紙にほだされるかと思いきや、実際に涙を流したのは川村氏とノッチの二人だけという結果に終わっていた。
「多くの視聴者は親が泣くかどうかに注目していたでしょうが、小中学生の視聴者はむしろ、子供がどんなおもちゃを欲しがっているかに食いついていたようです。泣かせに成功した川村氏の息子(11歳)はガンプラの『真武者玩駄無 戦国の陣』をゲット。同製品の対象年齢は15歳以上なので小学生にはオーバースペック気味ですが、大人びた小学生男子の視聴者からは《いいなあ!》の大合唱だったようです。続く一般人親子の娘さん(10歳)が欲しがっていたのは、流しそうめんを手軽に楽しめる『そうめんスライダー』。彼女がなぜそんなものを欲しがるのか首を傾げる人も多かったようですが、実は同製品のテレビCMが子供向けアニメの前後に数多く放送されており、小中学生世代への訴求力が高い商品だったのです」(子育て中の女性誌ライター)
品川の娘でテレビ出演の経験もある琥珀さん(10歳)は、歴史まんがシリーズ「日本史探偵コナン」を希望。こちらは小学生の子供を持つ親なら「なるほど!」とひざを打ったことだろう。品川自身は「文面が泣かせよう泣かせようとしていた」といった理由から涙を流さなかったが、放送翌日には「コハには、コナンの歴史の本を買ってあげました」とツイート。琥珀さんは見事、希望の商品をゲットできたようだ。
「そして女児の視聴者が歓声をあげたのは、ノッチの娘である叶望さん(12歳)がローティーン向けブランド『PINK-latte』(ピンクラテ)の服をゲットしたシーン。アパレル大手のワールドが手掛けるPINK-latteは女児にとって憧れのブランドであり、原宿・竹下通りの同ショップには全国から目を輝かせた女児が集まってきます。女児が身近でない視聴者にとっては初耳のブランドだったでしょうけど、この日の放送を見た女児たちにとってはこれまで以上に『水曜日のダウンタウン』が身近に感じられたに違いありません」(前出・女性誌ライター)
よく「子供には見せたくない番組」にあげられる水ダウだが、当の制作陣はむしろ、子供の視聴者を取り入れていきたいのかもしれない。
(白根麻子)