ダニやダニの死骸、フン、花粉やカビ、細菌など、肉眼では見えにくいホコリがいわゆるハウスダスト。アレルギーを引き起こす要因ともなり、特に小さい子供のいる家庭ではこまめに掃除したり空気清浄機を設置したりと、念入りな対策を心がけている家庭も多いことだろう。
それでも家の中は、実は驚くほどの大量のダニが発生している。ダニは高温多湿を好み、そもそも気密性が高く1年を通じて温暖な現代の住環境はダニにとって恰好のすみか。中でも最も繁殖しやすいのが寝具で、布団の中のダニはなんと数十万匹とも!
「天気のいい日は天日干ししてるから大丈夫」と安心している人も多いようだけど、ダニは太陽の当たらない裏側に潜り込み、息を潜めている。つまり布団を干しても100%退治は不可能なのだ。
そんななか、ダニ除去にもっとも有効な方法が布団専用掃除機での吸引。いまや各メーカーがしのぎを削り、もっか“布団クリーナー競争”が激化中だ。
「布団クリーナーの火付け役『レイコップ』(レイコップ・ジャパン)をはじめ、優れたコストパフォーマンスで支持を集める『スティングレイ』(siroca)、掃除機でおなじみダイソンからは『ハンディクリーナー』と称して、布団クリーナーの4倍のアレルゲンを取り除くと謳うものまで、予算、機能に応じてさまざまに選べる状況になりました」(家電ライター)
夏場の布団干しは、直射日光にあたってアツアツになったり、突然のゲリラ豪雨でビショビショになったりと厄介。布団ケアの新習慣として、一考する時期が来たかもしれない。