「男はつらいよ」の寅さん役で知られる俳優の渥美清が亡くなってから、今年の8月4日で20年が経つ。
そのタイミングで、寅さん役でブレイクする前の渥美の素顔を関係者の証言を織り込みながら明らかにする「没後20年 ドキュメンタリードラマ おかしな男~渥美清・寅さん夜明け前~」(NHKBSプレミアム)が8月4日に放送される。若き日の渥美を演じるのは、今やドラマから映画、バラエティにまで引っ張りだこの柄本佑だ。
今年4月から放送されたドラマ「トットてれび」(NHK)では中村獅童が渥美を演じていたが、中村が演じた渥美清とはまったく違う渥美像を柄本は演じているという。
「柄本の強味は、ただそこにいるだけで何かを考えているような風情を醸し出せることでしょう。しかもどこかふてぶてしさを感じさせる。パブリックな渥美は中村がすでに明るく演じていますが、今回の渥美はいわばプライベートな素顔を掘り下げていくもの。柄本は肩の力を抜いてドロドロした内面の葛藤をサラリと演じています」(芸能関係者)
現在放送中の「金曜8時のドラマ『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』」(テレビ東京系)でも好演が光る柄本の快進撃はまだまだ続くようだ。