9月15日に放送された尾野真千子主演のテレビドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日系)最終回の視聴率が、11.6%だったことがわかった。同ドラマは、尾野と江口洋介演じる夫婦が虐待を受けていた子供を特別養子緑組制度を利用して引き取り、育てていくというホームドラマである。
「『はじめまして、愛しています。』は、初回で視聴率10%と2ケタを記録しましたが、3話からは1ケタ台に転落。しかし最終回目前の8話からは再び10%に浮上し、最終回では自己最高をマークしました。今期は1ケタ視聴率で放送を終えるドラマが多かったなか、この作品は十分に健闘したといえるでしょう」(テレビ誌記者)
同ドラマは「家政婦のミタ」(日本テレビ系)などのヒットメイカー、遊川和彦が脚本を担当したことで、ドラマファンから注目を集めていた。だが遊川といえば、衝撃的なラストを描くことでも知られており、過去の作品を思い返すと、NHK朝ドラ「純と愛」では主要人物が昏睡状態から目覚めないまま終了。「○○妻」(日本テレビ系)では、柴咲コウ演じる主人公が最終回で不良グループに暴行され、そのまま死亡している。そして今回の最終回でも、壮絶なラストが待っていた。
「ドラマでは、志田未来が養子となった子供の母親役として出演していました。そして終盤、彼女の子供の父親が誰だったのかが明かされたのですが、なんとその正体は志田が演じた女性の実の父親。つまり近親相姦によって生まれた子供という事実が明かされたのです。この衝撃的すぎる展開に視聴者からは『ゴールデンタイムのドラマで近親相姦オチって引くわ』『なんで実父なんだよ! 気持ち悪すぎる』『ドン引きの最終回だった』と、驚きの声が殺到しました」(前出・テレビ誌記者)
一部のドラマファンからは「また遊川がやってくれた」といつもの遊川節に喜ぶ声も見られたが、多くの視聴者は、この展開に唖然としてしまったようだ。
(森嶋時生)