嵐・櫻井翔が先陣を切ったと言われているジャニーズタレントのインテリ部門。ここ数年、慶應ボーイの櫻井のような大卒が珍しくない。明治大学を卒業したNEWS・小山慶一郎は、その経歴を活かして「news every.」(日本テレビ系)でニュースキャスターを務めている。
そんな知的路線の次代を担うジャニーズJr.も、続々誕生している。昨年、“ジャニーズ初のお天気お兄さん”となったのは、岸本慎太郎とSnow Manの阿部亮平だ。
「阿部クンは5度目の挑戦でようやく気象予報士の試験に合格。上智の在学生で、学業に専念するために1年間、芸能活動を休止したこともある努力家です。Snow Manはダンススキルが高く、コンサートチケットが即完するほどの人気です」(アイドル誌ライター)
一方、明治大学の岸本は4度目のチャレンジで難関を突破。先輩のTOKIO・国分太一が司会を務める朝の情報番組「白熱ライブビビット」(TBS系)で昨年10月、お天気お兄さんとしてデビューしている。
同じくJr.の村治将之助は今春、ジャニーズ初の国立大合格者になった。父親は長唄唄方・六代目杵屋勝四郎さん。村治が合格したのは、かつて父も学んだ東京芸術大学の音楽学部邦楽科だ。
勝四郎さんはかつて三味線ファンクバンド「THE家元」のボーカリスト。「三宅裕司のいかすバンド天国」(TBS系)に出演したことがある。そんな父を持つサラブレッドの村治は、Jr.のコンサートで三味線を披露したことがあり、「三味線王子」の異名を持っている。幼少期から長唄と三味線を学んでおり、舞台では歌やダンスも当然こなす。当面は、学業優先になりそうだ。
NEWSの加藤シゲアキはジャニーズ初の小説家として注目され、12年に「ピンクとグレー」、13年に「閃光スクランブル」、14年に「Burn.-バーン-」、15年に「傘をもたない蟻たちは」を発表。テレビドラマ化、映画化されている。
ジャニーズといえども、もはやかっこいいだけでは通用しないのだ。
(北村ともこ)