言葉を聞いただけではどんな意味かわからない、それがジャニヲタ女子たちが使うヲタ用語だ。オリキ(※リキ=力が入ったファン)ならずとも、パンピー(※一般ピープル=普通のファン)でも、その用語は知っているという。若者文化に詳しく、著著も豊富なライターはいう。
「ジャニーズアイドルが出演する番組の公開収録に来ているお客さんは“番協さん”と呼ばれています。ファンクラブのジャニーズ・ファミリークラブで番組協力者が随時募集され、当選したラッキーな人たちです。“Mステ”は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)、“少クラ”は『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミア)、“しやがれ”は『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)、“ブイエス”は『VS嵐』(フジテレビ系)。これらが、特に激戦だと言われています」
かつては“スマスマ”もあった。「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の“BISTO SMAP”やスポーツ系なども高確率だったという。
また、先のオリキのなかにあるのが、“○○担当”。これは、○○のファンという意味で、女性アイドルの場合は“推し”と呼ばれることが多い。この担当にもまた区別があるという。
「同じ子のファンなら、“同担”。推しドルを変更する場合は、“推し変”。若年層グループに移る場合は、“担降り”。稀にある嵐からSMAPに移動する“担上げ”は、“推し変”にジャンル分けされるらしいです」(前出・ライター)。
オリキが圧倒的に多いジャニーズワールドは、かなり特殊な世界かもしれない。
(北村ともこ)