俳優にミュージシャン、文筆家など、マルチに活躍するアーティスト・星野源が、NHKで自身初となる冠番組「おげんさんといっしょ」に生出演することがわかり、話題を集めている。
放送は5月4日で、星野はサザエさんを彷彿とさせるかつらと衣装の「おげんさん」に扮し、一家でゆる~い偏愛的音楽談義をだらだらと繰り広げるといった内容だ。
しかし、注目すべきはその内容もさることながら、これまた偏愛的なキャスティングにもある。それというのも今回の「おげんさん」の家族役には、女優の高畑充希が星野の“夫役”を、“長女役”にはお笑いタレント・藤井隆が演じるほか、なんと“長男役”を元YMOの細野晴臣が演じるからだ。
このキャスティングに、Twitter上では「NHKめちゃくちゃ攻めてんな」「絶対フジテレビだろと思ったらNHKだった」など、驚きと好意的な声が散見。放送前から期待が高まっている。
「この配役が発表されたのは5月2日のこと。しかしTwitter上では、細野さんが家族の一員であることを見事予想していたツイートが多数あったんです。その理由は、この番組の雰囲気が2001年にNHK BS-2で放送された『イエロー・マジック・ショー』のなかの『イエローマジック劇場 細野ハウスの人々』を連想させるものだったからです。これには細野ファンもニヤリ。また、昨今、星野さんと細野さんの対談が多かったことも、ファンは敏感に察知していたようですね」(音楽誌ライター)
ちなみに「おげんさん」のチーフ・プロデューサーは、「紅白歌合戦」のチーフ・プロデューサー経験もある柴崎哲也氏。同局音楽番組「ポップジャム」や「ミュージック・ポートレイト」「夢音楽館」などを手がけ、現在は「SONGS」の制作に携わっている。それだけに今回も「番組内で二人の本格的な生ライブが見られるかも?」との期待の声もあがっている。