俳優の橋爪遼容疑者が6月2日に法律違反薬物で逮捕された件について、父親でベテラン俳優の橋爪功に共感の声が集まっているという。遼容疑者の出演映画「たたら侍」が3週間で上映を打ち切ったのに対し、父の橋爪は一部の仕事はキャンセルしたものの、週明けからは通常通りの仕事を再開。普通なら父親の責任を問う声が渦巻きそうなものだが、どうしたことだろうか。
「今回の件は昨年8月に逮捕された高畑裕太と比較されがち。裕太の一件では母親で女優の高畑淳子が会見を開き、釈放時にも同行するなど、甘やかせぶりが目立っていました。それに対して橋爪は報道各社にファックスは送ったものの会見の予定はなく、息子についても『本人も大人ですので自らの責任で正しく対処していって欲しい』と突き放しています」(芸能ライター)
逮捕時に裕太は22歳、遼容疑者は30歳で、年齢や芸歴の浅さを母親の高畑が慮ったという面は否定できない。だがそれ以前の問題として、二人には大きな違いがあったというのだ。芸能ライターが続ける。
「遼容疑者は04年に俳優デビューしましたが、橋爪は親の七光りを一切使わせなかったそうです。それに対して高畑は息子の裕太を猫かわいがりし、16年2月には『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で母子共演も果たすなど、自らの影響力を隠そうともしませんでした。裕太がドラマ『あっこと僕らが生きた夏』(NHK)でデビューできたのも、高畑が旧知の演出家に頼み込んだからとの噂もあるほど。このように親としての潔さが橋爪と高畑では比べ物にならないのです」
親の力を借りないで自らの道を切り開いてきた遼容疑者。今回の事件でも、自分の力で芸能界復帰を模索していくしかないのかもしれない。
(金田麻有)