高畑充希主演ドラマ「過保護のカホコ」の第5話が8月9日に放送され、平均視聴率は過去最高の12.1%をマークした。
前回、“俺はお前たちのスポンサーなのか!”とキレて家を出た正高(時任三郎)。カホコ(高畑充希)は父の心配をするが、母の泉(黒木瞳)は「反省するのは正高の方」と言い、正高に連絡することを禁じる。けれども、カホコのカードのチャージが切れてしまい、父にメールで連絡を取ろうとするが、ふと、父の捨て台詞を思い出しためらう。
そんな家族間の関係に視聴者は「お父さんの反乱、立場や心情も可哀そうなくらいよくわかる。お母さんはやりすぎだけど、娘を想う気持ちは伝わってくる」「お父さんがやっと本音言えて良かった」「正高は夫の気持ちの代弁者だ」など、それぞれの立場に共感したり反省したりできるところが魅力のようだ。
テレビ誌ライターは次のように分析する。
「家族をうまくまとめることばかり考え、自分の感情を後回しにしてきた正高が、4話と5話で反乱を起こします。これは、家長として家族の和を乱さぬよう努力している世の父親には実現できない行動です。また、それに対する妻や娘の反応も妙にリアル。観ている人たちそれぞれに様々な思いがよぎり、感情移入し考えさせられるところに惹きつけられるのでしょう」
過保護に育てられたカホコの成長がメインではあるが、世の父親たちのウップンも晴らしてくれているようだ。