8月18日公開のアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」でヒロイン・なずなの声を務める広瀬すず。母親の再婚が決まり、転校することになったなずなが、同級生の典道を誘って“かけおち”する電車の中で、松田聖子の名曲「瑠璃色の地球」を歌うことが話題になっている。この曲でCDデビューを果たした広瀬は「歌は苦手」とコメントしているが、しっかりした音程と発声で「聴かせる1曲」に仕上がっている。
「この曲は86年6月1日に発売された松田聖子のアルバム『SUPREME』が初出のシングルカットされていない1曲です。しかし多くのアーティストがカバーしたり、合唱用に編曲されたりしているため、多くの人々に知られているという背景があります。そんな中で広瀬はよくぞこの曲を自分のものにしたと言えるでしょう。さらにこのアニメ映画は、もともとは当時14歳だった奥菜恵がヒロインを務めた実写ドラマ兼映画作品です。この作品での奥菜は、少女特有のあどけなさとドキッとするほど妖艶な大人の女性のような艶気を漂わせ『天女のようだ』と多くのファンを獲得しました。聖子の『瑠璃色の地球』を自分色に染め直すことができた広瀬なら、天女のようだった14歳の時の奥菜を超える“ヒロインなずな”を見せてくれることでしょう」(音楽誌ライター)
広瀬の健闘に期待したい。