高畑充希主演ドラマ「過保護のカホコ」(日本テレビ系)の第8話が8月30日、放送され平均視聴率は11.5%と発表された。全話に比べ0.7%も上昇したこの回では、もらい泣きした視聴者が続出したようだ。
そのシーンとは、7歳で養護施設に引き取られた麦野初(竹内涼真)は、カホコ(高畑)と一緒に実母(高橋ひとみ)に会いに行く。借金苦で、万引きに走り、自暴自棄になって法律違反の薬物にまで手を染めてしまった麦野の母は、その後更生し今では幸せな家庭を築いていた。
その帰りのバス停で、母との思い出のトラウマでおにぎりを食べられなかった麦野が、カホコの作ったおにぎりを頬張りながら号泣する。その場面になると視聴者からは「泣ける~」「むっとして『食べる』いいー!初くんにきゅんきゅんする!」「あー泣くこれは泣く」など、感動の声が続出した。
テレビ誌ライターは「さすが遊川和彦作品」と絶賛。
「ドラマの前半では、カホコのキャラがつかめなくて、箱入り娘というより未発達なだけでは? などの意見が多数でしたが、純粋培養されたお嬢さんが、恋をして成長するプロセスにどんどん引き込まれている。そして、第8話では、カホコと麦野の立場が逆転したような展開。無表情で氷のような家政婦が、回を追うごとに人間味を増していった遊川氏の大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(同系)を彷彿とさせますね」
今後の注目は、結婚したい意思をカホコとその両親に告げた麦野だが、黒木瞳演じる母親の大反対にあう。そんな状況でカホコがどんな成長を見せるのか、終盤の展開がますます楽しみになってきた。