10月から始まる舞台「土佐堀川 近代ニッポン──女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯」に主演する女優の高畑淳子が、9月21日発売の「週刊文春」に登場した。とはいっても、スキャンダルではなく、同誌の人気対談企画「阿川佐和子のこの人に会いたい」へのゲストとしてだ。
初めは和やかな雰囲気で、舞台についての話題に終始していたが、名インタビュアー阿川としては、避けられない質問もぶつけている。それは、家族のこと。長女・こと美と長男・裕太が、役者の道を選んだ経緯。そして、裕太の事件が起きた時の事などだ。高畑は、こと美に支えられたと感謝を述べたが、裕太の近況などについては触れなかった。
「高畑の着物、髪型、髪飾りが同じなので、この対談は8月23日に行われた同舞台の製作発表のあとに収録されたと思われます。この日の会見で高畑は『ご自身も息子さんが反抗期で…』と質問しようとした芸能レポーターの口を手で強引にふさいで大問題になった。その直後ですから阿川さんも、息子についてあまりツッコめなかったようですね」(芸能ライター)
ただ注目すべきは、この期に及んでもまだ、マスコミ批判をしていることだ。初めての会見について高畑は、弁護士から言ってはいけないといわれたことが多かったのに、会見を開いたのは、自宅の周りに記者が50人くらい押しかけ、近所迷惑なるので仕方なく開いた、と弁明。その後、引越しした先でも記者がいて、とうとう怒ってしまったことなどを明かした。
芸能ジャーナリストは「相変わらずのマスコミ批判に呆れた」という。
「やはり、根底に“息子は悪くない。それなのにマスコミの報道で息子はつぶされた”という思いが強いんでしょう。母親がいつまでもそういう態度だから余計に叩かれるのに、わかってないですね」
裕太の近況については、一部週刊誌が“遺品整理業者でアルバイト”とか“淳子と一緒に舞台を観劇した”と報じるなど、徐々に蟄居生活から脱している様子。裕太はいつまで、親の庇護のもとで生きていくつもりなのだろうか?