2008年12月24日、都内の自宅マンションで遺体となって発見されたタレントの飯島愛さん(享年36歳)。推定された死亡日は、発見された日から6日を遡ること18日だった。亡くなってから、丸9年が経とうとしている。
そんな節目を前に、愛さんの母親が「女性自身」の取材に応じ、重い口を開いた。母親によると、今でも愛さんが発見された日や命日、誕生日には多くのファンが墓参に訪れるそうで、心から感謝しているという。また、愛さんのヘアメーク担当者や芸能関係者らから「今の私があるのは、愛さんのおかげです」と、声を掛けられるそうだ。
ただ、この記事を読んだ読者からは、懐かしさとは裏腹に、母親の一言に首を傾げる声もあがった。理由は、愛さんに対しかけてあげたい言葉を聞かれた母親が「外面がよかったわね」と答えたことだ。ネットには「これだけ読むと、この母親はなかなかの毒親じゃないかと思う」などと、“毒親”の文字まで躍った。
芸能記者が言う。
「飯島さんは自著で“躾に厳しく教育熱心な両親”だったことを明かし、成績が悪いと母親になじられていたそうです。そんなプレッシャーに耐えられず、反抗するようになり勘当されてしまった。タレントとして成功してからは、親子関係は修復しましたが、そうしたいきさつを知っているファンは“ただ褒めてあげればいいのに”と残念に思ったのでしょう」
愛さんの自著には「努力しても母親から認めてもらえない。私は、ただほめてもらいたかった。父に、母に、一言がんばったねといってもらいたかった」という一文がある。母親は、いまでも多くのファンに愛されるのは、「あなたが頑張って皆さんにやれることをやってきたから」と墓前に報告したいと語っていたが、そうした褒め言葉は思春期にこそ聞きたかったのかもしれない。