女優の吉岡里帆にとって連続ドラマ初主演作「きみが心に棲みついた」(TBS系)が1月16日、スタートした。初回の平均視聴率は9.4%とまずまずの滑り出し。と言いたいところだが、視聴者からは厳しい意見が多く上がっている。
番組への感想を抜粋すると「人生で初めて気持ちの悪いドラマに出会いました」「見ていて不愉快」「心がどんよりした」「胸糞悪い」「ダメ、吐きそう」など、拒否反応を示す意見が殺到。番組の公式サイトには「桐谷健太、向井理とともに描く三角関係ラブストーリーは《キュン》のドキドキと《ゾクッ》のドキドキが共存する新感覚ラブストーリー!」とあることから、キュンドキ恋物語を期待していた視聴者も多かったようだが、見事なまでに裏切られた形だ。
向井演じる星名漣はゾクッとするDV男で支配欲も強い。そんな星名に恋をし、恋人同士になってしまったがゆえに、彼の呪縛から逃れられずに悩む小川今日子(吉岡)。そんな今日子が誠実な吉崎幸次郎(桐谷)と出会うことで、自分を変えようとするのだが…。
星名のDVが、とにかく執拗で怖い。向井ファンからは「コワすぎる」「闇向井の鑑賞ドラマっぽい」「どうしてこんな役、引き受けちゃったの?」などと悲鳴が上がったほどだ。
テレビ誌ライターも「“あなそれ”の東出昌大を超えるゲスキャラになりそう」と驚く。
「星名のセリフはここで言うのも憚られるような、罵詈雑言のオンパレード。予備知識なく見た人はちょっとキツかったでしょうね。主演の吉岡は雑誌のインタビューで『現場では何があっても心折れることなく、まっすぐに立ち続けていたい』と語っていましたが、こうした反応に対する心構えだったのかも。制作側はしてやったりなのかもしれませんが」
メンタルを削られて離脱する視聴者が出ないことを願うばかりだ。