2017年に男性医師との不貞が発覚した女優の斉藤由貴が「三度目の殺人」(是枝裕和監督)で、第60回ブルーリボン賞・助演女優賞を獲得した。
斉藤は、「今のタイミング?」と思ったそうだが「ものすごく平静な顔をしていますけど、すーんごくうれしいです。実は、どれだけ励まされたか」と素直に喜びをかみしめた。
また、今回の受賞を夫も子供たちも喜んでくれたことを明かした。
斉藤は1985年、「卒業」で歌手デビュー。透明感のある歌声は聴く者を魅了し、約35万枚のヒットとなる。同年にはドラマ「野球狂の詩」(フジテレビ系)で女優デビューにして主演。映画「雪の断章 -情熱-」(相米慎二監督)でも主演した。その後、女優として常に第一線での活躍は周知のとおりだ。
昨年に不貞スキャンダルがあったものの、今年は映画「いぬやしき」(佐藤信介監督)への出演が決定している。それだけではない。関係者によると、映画やドラマへの出演依頼は途切れていないそうだ。
女優斉藤の魅力はどこにあるのか。芸能ジャーナリストに聞いた。
「今年の9月で52歳を迎える斉藤と同世代の女優には真矢ミキや山口智子、小泉今日子、天海祐希などがいます。斉藤のように華々しい実績のある女優は、主演にこだわる人もいるし、番手にうるさい人も多い。けれども斉藤は、オファーの来た役そのものにやりがいを感じれば、受ける。そして、斉藤なりの味を出すことができる女優なんです」
たとえスキャンダルがあったとしても、オファーしたい唯一無二の女優ということなのだろう。