例年より出演者の発表が遅れた「第66回紅白歌合戦」。ふたを開けてみれば、白組は出場26組中7組が「ジャニーズ」だった。目玉不在と言われる中、NHKの苦渋の決断は「ジャニーズ紅白」だったというわけだ。
国営放送であるNHKがすがるほどの影響力を有する同グループ。それを率いるジャニー喜多川氏、通称「ジャニーさん」とはどんな人物なのか。芸能関係者が語る。
「メディアに出ることもないので人柄を知る機会はあまりないものの、事務所の子たちを家族のように扱うのは有名です。人気メンバーや古株タレントは喜多川氏を父親のように慕っています」
オーディションに合格したばかりの「レッスン生」も含めれば数百人のイケメンたちが在籍するジャニーズ軍団。その社長である喜多川氏の“父親ぶり”をNHK関係者が語る。
「『ザ少年倶楽部』というジャニーズJr.を特集する長寿番組があるんですが、収録日はたいてい社内食堂で食事をとるんです。普段は賑やかに食事をしているんですが、ジャニーさんが収録観覧に来た日は20名近くもいたのにもかかわらず静かでした」
静寂に包まれての食事を続ける中、喜多川氏が到着する。
「Jr.が立ち上がり、ジャニーさんの目の前に並ぶんです。小学生から30代のメンバーがズラッと。すると、ジャニーさんは一人ずつに1000円札を渡しだしたんです。すごい光景でした。渡し終えた後、4人ほどのメンバーを囲って食事を共にしていました」(前出・NHK関係者)
ジャニーズグループでは先輩が後輩にお年玉をあげる慣習が存在するというが、今年は7組も出る「ジャニーズ紅白」だけに、ご祝儀を弾んでもらえるかもしれない。