その不可思議な日本語で注目を集めるモデルの滝沢カレン。明石家さんまやダウンタウン浜田雅功といった大物芸能人からもそのしゃべり方を面白がられているが、2月3日放送の「指原カイワイズ」(フジテレビ系)ではしたたかな一面も見せていた。テレビ誌のライターが解説する。
「司会の指原を『凄いスタイルがよろしいじゃないですか』と持ち上げ、大喜びさせたのです。変な日本語ばかり注目される滝沢ですが、ハーフタレントにありがちなぶっちゃけトークや失礼な物言いとは無縁で、しゃべり口は落ち着いています。それゆえ指原のスタイルを褒めても、本心からの言葉だと思ってもらえるようですね」
たしかに滝沢を嫌う声はさほど聞かれないのが実情だ。昨年9月の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)では小林麻耶に「オタクさん」と呼びかけたシーンが話題になったが、これにしても「丁寧にしゃべろうとして失敗した」との印象で受け止められている。そんな滝沢のふるまいについてテレビ誌のライターが続ける。
「滝沢の発言を聞いていると、相手に対してかなり気を遣っていることが分かります。その理由はおそらく10年以上に及ぶバレエ経験でしょうね。バレエの世界は礼儀作法に厳しく、なかでも先生と生徒の関係は絶対的。むくれた態度や口答えを許容しない空気があります。母親がバレエスタジオを経営し、母親の彼氏がウクライナ人のバレエ講師という環境で育った滝沢は、上下関係に厳しい芸能界向きかもしれません」
いまやハーフタレントが飽和している芸能界。その中で頭角を現すための秘訣は、育ち方にあるのかもしれない。
(金田麻有)