NHK連続テレビ小説「マッサン」のヒロインに抜擢され、一躍全国区の顔になった米国女優のシャーロット・ケイト・フォックスが、4月スタートのドラマ「OUR HOUSE(仮)」(フジテレビ系)で芦田愛菜とW主演する。
脚本を担当するのは、「101回目のプロポーズ」や「高校教師」など数々のヒット作で知られる野島伸司氏。放送されるのは日曜日の夜9時で、フジテレビがこの枠でドラマを放送するのは3年ぶりとなる。
かつては視聴率3冠王を誇ったフジテレビだが、2015年の年間平均視聴率では全日(午前6時~翌日午前0時)で3位、ゴールデン(午後7時~10時)では4位にまで転落。いかにフジが低迷しているかがうかがわれる結果となった。
「シャーロット&芦田、野島氏のタッグでホームコメディー。この顔ぶれって、なんだか古臭さを感じますね。シャーロットは『マッサン』の後、テレビ朝日の『名探偵キャサリン』で主演しましたが、視聴率は11.6%。2時間ドラマとしてはまあまあの数字ですが、かたせ梨乃が演じていたときは初回20%越えの人気作でしたからね。野島さんにしても、地上波のゴールデンは12年の『理想の息子』(日本テレビ系)を最後に、その後は深夜枠ばかり。正直“旬”から外れた人ばかり。いかにフジが迷走しているかがわかります」(芸能ジャーナリスト)
日曜夜9時といえば、TBSがドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」で独走していた枠。フジテレビがどう食い込むのかが注目される。
(李井杏子)