4月14日にNHKの時代劇シリーズ「鼠、江戸を疾る2」がスタート。原作は赤川次郎の同名小説で、14年にタッキーこと滝沢秀明が鼠小僧を演じて好評を博したドラマの続編となる。
滝沢は05年にNHK大河ドラマ「義経」で義経役を演じて以来、時代劇の仕事が急増。06年からは新橋演舞場で時代劇ミュージカル「滝沢演舞城」をスタートさせ、それ以降は年に1度のペースで和風テイストの舞台を公演。昨年夏には「滝沢歌舞伎 10th Anniversary シンガポール公演」も行われ、今やタッキーを「滝サマ」と呼ぶファンも増えている。
「しかし、滝沢本人も自覚しているとおりいつまで経っても演技が上達しない。目の前にいる客を楽しませるエンターテイナーとしての実力は十分にありますが、俳優としては残念なタイプなのです。前作の『鼠、江戸を疾る』ではタッキーの妹役を演じていたのは忽那汐里でしたが、今作で妹役を演じるのは青山美郷という若手。前作以降、忽那はNHKプレミアムドラマ『鴨川食堂』で主演を張れるほどの女優に成長しました。それゆえ“タッキーの妹役”のような脇役は事務所が引き受けないようになったのです」(舞台関係者)
役者として忽那に追い抜かれたともいえる滝沢。抜群のエンターテインメント力を、ぜひとも演技に結び付けてもらいたいものだ。