お笑いコンビ・NONSTYLEの井上裕介が11月1日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS)に出演し、ひき逃げの疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎について、“体験談”を交えながら言及した。
伊藤は10月28日、渋谷区の交差点でUターンをしたところ、男女が乗るオートバイに衝突。2人に重軽傷を負わせながら、救護することなくその場を立ち去り、追跡してきた男性の説得に応じる形で現場に戻っていた。
一方の井上も2016年12月、自身が運転する車がタクシーに接触する事故を起こし、そのまま現場を立ち去ったことで、道路交通法違反容疑で書類送検された経験を持つ。
今回の伊藤の件について、「僕の時とは違うんですけど、僕の場合は(井上の車の)後ろが擦った形なんです。『擦ったのかな、でもひょっとしたら擦ってないのかな』っていう自分自身の解釈で離れてしまった」とコメント。車体同士の軽い接触だった自らのケースと、伊藤のケースとは異なると説明し、「今回はどういう衝撃かは当人にしか分からないので」とも話していた。
「たしかに“当て逃げ”事件となった井上の場合は比較的軽度な接触で、しかも車体後方部分だった為、伊藤の“ひき逃げ”とは印象もかなり異なります。ただ、『逃げたのは同じ』『あなたも逃げたんだから違うとは言えないよ』『擦ったかどうか分からなければ車を降りて確認すればいい。普通はそうする。何かやましいことがあったから逃げたと思われても仕方ない』との声がネット上に出ており、『いや擦ったら衝撃音するよ』といった指摘もありました。井上の場合は後にタクシー運転手からの許しをしっかりと得たことも大きいですが、自ら“伊藤のケースとは違う”と主張したことで一部からは反感を招いてしまったようです」(テレビ誌ライター)
また、共演した相方の石田明は、伊藤は逃走後、数分で現場に戻ったが、井上の場合は“完全に逃げ切った”点を指摘。この鋭いツッコミに井上は苦笑いを浮かべ、その後も立ち去った行為の釈明に追われていた。
いずれにせよ、路上で車体同士の何らかの異変を感じた場合には、まずはいったん降りて確認するのが肝心だ。
(木村慎吾)