妻夫木聡主演ドラマ「危険なビーナス」(TBS系)の第4話が11月1日に放送され、平均視聴率は11.0%だった。
同ドラマは、人気作家・東野圭吾氏の同名作品が原作。物語は、巨額の遺産相続人である矢神明人(染谷将太)の失踪事件をきっかけに、兄である主人公の手島伯朗(妻夫木)が失踪の謎に挑む壮大なラブサスペンスだ。
前評判は上々で、第1話は14.1%と高視聴率でスタートしたが、第2話は12.5%、第3話は11.7%と下降線をたどっている。
その原因の1つとして挙げられているのが、伯朗の妄想シーンだ。
「第4話の予告として、明人を発見して救出するシーンが流れました。視聴者は回想シーンではなく、現在進行形の明人をようやく見られると期待していました。ところが、4話を見たら明人救出は単なる伯朗の妄想だった。この展開に視聴者からは『もーむかつく、このドラマ。妄想を予告に使うな!』『明人は妄想‥‥予告詐欺か、ハァ?』『騙したのか!?』『妄想シーン予告に入れて、期待持たせるのやめろ!』など、怒り心頭といった反応でした。やっと染谷登場かと思いきや、妄想だったので、期待を裏切られた思いだったのでしょう」(テレビ誌ライター)
ほかにも、「意味のない妄想シーンはいらない」との意見も多数寄せられている。そんなところが、視聴者離れにつながっているのかもしれない。