落語家の立川志らくが11月8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、社会現象となっている人気アニメ「鬼滅の刃」を見ない理由を説明した。
番組では、留まるところを知らない“鬼滅人気”についての話題となり、5日発表の「2020ユーキャン新語・流行語大賞」候補にも「鬼滅の刃」がノミネートされたことが取り上げられた。
そうした中、MCのお笑い芸人・東野幸治から「鬼滅の刃を観ましたか?」と尋ねられた志らくは、1巻だけを読んで止まっていると告白。「もちろん興味はあるんですけど、みんな面白い、面白いって言うけど、私がリスペクトしている人がまだ面白いって言い出してない。たとえば、たけしさんが言うとか、松本さんが言うとか、山田洋次監督が言うとか」と尊敬するビートたけしやダウンタウン・松本人志らが現時点で「鬼滅の刃」を評価するコメントをまだ出していないと指摘した。
続けて、「リスペクトしている人が、『これは、志らく、観た方がいいよ!』って言ったら、観ると思うんだけど、今のところまだ」と話し、漫画を1巻だけは読んだものの、テンポの早さに付いていけないとも嘆いている。
「志らくは、子供が鬼滅の刃に夢中だとしながら、自分は漫画を1巻読んだのみだとコメント。人それぞれ好みがありますから、“自分にはつまらなかった”と言えば済む話ですが、たけしや松本の名前を挙げ、彼らが『観た方がいいよ』と言えば観るかもしれないとのスタンスについてはネットやSNSから“ダサい”との烙印が押されています。『自分というものを持ってない男だな』『これは恥ずかしい言い訳』『自分に合わなかったって言えばいいのに、たけしさんの名前出すとか余計』などと、自分の観るアニメぐらいは自らの意志で決めれば良いのではといった指摘が寄せられました。ただ、テンポの早いストーリーについて志らくが語った『おじさんには付いていけない』との感想には、『正直な意見だと思う』『これは分かる』といった共感も出ています」(エンタメ誌ライター)
山田洋次監督やたけしが今後「鬼滅の刃」を推すコメントを残すかどうかは分からないが、志らくの“言い訳”はあまり自主性が感じられないと思われても仕方がなかったかもしれない。
(木村慎吾)