やはりノータッチでは座りが悪い!?
ダウンタウンの松本人志が11月15日放送のバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。「週刊文春」にて不貞疑惑が報じられた近藤真彦について言及する場面が見られた。
番組では先月末にジャニーズ事務所を退所した山下智久について特集。その中で松本はメディア各局がジャニーズ事務所に対して優しく、ワイドショーなどで取り上げるべきジャニーズ関連のニュースを取り上げなかったりする節があることについて指摘。
さらにジャニーズ事務所に忖度することで視聴者がモヤモヤする感情を抱かざるを得ないとしたうえで、「そこは一応、僕は言わないといけない立場なのか? 分からないけど、こんなお仕事させてもらってるんで言うんですけど」と前置きして、近藤の不貞報道の話題にあえて触れている。
松本は「我々は別にマッチが嫌いじゃないし、ジャニーズ事務所さんも嫌いじゃないんだけど、周りがあまりにもやらない。我々もそこに一緒にされるのは嫌やから」と、本来不貞関連のスキャンダルは番組で取り上げたくはないという本音を明かしつつも、あまりに他メディアが取り上げないため、あえて番組内で言及したと説明。
続けて、「本当にないと思うんですよ。今のご時世『使うな』みたいな、そういう圧力みたいなもの。多分、長い歴史の中で『大手事務所はスルーしましょう』という考えが多分、各局に染み付いちゃってて…」と、ジャニーズ事務所側が圧力をかけているわけではなく、テレビ各局が自主的に報道することを控えていると推測。
そのうえで、「それって結局、突き詰めたらジャニーズ事務所さんが一番損するのよ。悪いイメージつけられちゃうから。そうならないためにもみんなが平等に扱うべきなんですよね」と持論を展開した。
また、同局のバラエティ番組「ダウンタウンなう」で、近藤がゲストとして登場した回を先日収録したばかりで、その数日後に文春砲を食らっているという時系列を説明したうえで、「マッチに全然そのことをツッコんでないから。松本、めっちゃビビりやんみたいに思わんといてな。テロップ出すのもおかしいしね。『この番組は文春砲前に収録したものです』みたいな」とボケをかまして、共演者の笑いを誘っている。
松本が近藤の不貞報道に言及したことについて視聴者からは「みんなびびって言わないことを素晴らしい」「さすが松ちゃん! これぞ業界のご意見番だね!」「大きい事務所だからって忖度はいけない」など、松本を称賛する声が多数上がっている。
「松本は17年放送の同番組でも『いまだに事務所の力関係があり、大きい事務所のスキャンダルは扱えないことがある。もう一般の人にもバレている』『いまやネットでさんざん話題に上がっているのにワイドショーでは一切扱わない。この違和感にテレビ業界の人たちはもうそろそろ気付いて欲しい、じゃないとテレビはどんどん時代遅れになっていく』と、テレビ業界のニュースの在り方に苦言を呈していました。
また、同年にはタレントのマギーと、ロックバンド・Hi‐STANDARDの横山健の不貞スキャンダルが報じられるも、こちらもマギーが所属するのが力のある事務所とあって、ほとんどのメディアで扱われることはありませんでした。そのため、『ワイドナショー』でも大々的に取り上げることはありませんでしたが、松本は唐突に『マギーの話がしたいんですけど』と2度にわたってコメントしていましたね」(エンタメ誌ライター)
事務所からテレビ局への圧力はないという発言については少々違和感こそあるものの、近藤の不貞報道について触れたことは高く評価されているようだ。
(田中康)