俳優の吉沢亮が11月24日発売の「アエラスタイルマガジンvol.49」表紙・巻頭特集に登場。インタビューで俳優としての仕事観を語った。
現在、来年2月にスタートするNHK大河ドラマ「青天を衝け」の撮影と初のミュージカルとなる舞台「プロデューサーズ」への出演など多忙を極める吉沢。初出演にして初主演となる大河ドラマについては「やるべきことを必死でやりきるだけです。周りの人がすごいから、別に僕が引っ張っていかなくても……逆に引っ張ってほしいくらい(笑)」と明かした。
ミュージカル「プロデューサーズ」については、「舞台は17年以来。僕にとって舞台はめちゃくちゃ怖いもの。 僕らは何十回も公演するけど、観に来てくださる方にとってはその1回で作品のイメージが決まってしまう。そう思うと毎回緊張で吐きそうに──」と強いプレッシャーと戦っていることを吐露。
それでも、仕事については「ただ『当たりそうだから』『大きい作品だから』という理由ではやりたくない。演じる意味や自分にとってプラスになるものが欲しいという意識がすごく強い」と語った。
「吉沢は15歳でデビューしてから18歳ぐらいまでずっと仕事を辞めたいと思っていたといいます。そもそもデビューのきっかけとなった『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』を受けたのも賞金の100万円が目当てだったとか。しかもグランプリにはなれなかったので、結局賞金も手に入らなかった。転機は2013年の19歳の時に抜擢された主演舞台。主役なのに現場をうまくまとめられず、その悔しさがやる気に火を点けたようです」(芸能記者)
大河の現場では「引っ張って欲しい」と言っていた吉沢。初心を思い出し、プレッシャーにも負けず、立派な座長として現場をまとめてもらいたいものだ。
(柏原廉)