冬は気温が下がって乾燥することから、肌がカサカサになったり硬くなったりしますよね。なんとなくケアしている人も多いかもしれませんが、一歩踏み込んだケアをしてみるのがよさそうです。
自然療法スクール マザーオフィス代表の宮川明子さん監修「明るく透きとおる肌を手に入れるためのナチュラルスキンケアの教科書」(マイナビ出版刊)によると、冬の時期は湿度が低くて肌が乾燥しやすくなる上、気温の低下で血液循環が悪くなって皮膚の代謝機能も衰え、肌荒れをも引き起こすのだとか。スキンケアのポイントとしては、乾燥や肌荒れを防ぐための保湿ケアに加え、マッサージやパック、入浴などで血行を促進し、代謝機能を上げるといいそうですよ。
また、エステティシャンの森柾秀美さんの著書「四季別マッサージキャトルセゾン」(フレグランスジャーナル社刊)には、冬は冷えからくる肩こりや運動不足などで血行不良になりがちで、微小循環が悪くなって肌への栄養運搬が低下しやすいときだと書かれています。これが長期間続くと肌細胞の減少につながり、痩せてやつれた肌になるのだとか。乾燥により、肌荒れや小ジワにもつながりやすくなるそうです。
対策としては、寒さからくる肩こりをほぐして頭部への血行を改善することで、微小循環の流れを促進。すると、内側から水分が皮膚表面にしっかりと送られ、保湿を維持できる肌に導くそうです。マッサージを行って、肌をほぐすというのもスキンケアの一つの方法のようですね。
この冬、保湿はもちろん、血行をよくすることも考えながら“美肌”をキープしたいものですね。