お腹の調子を整える発酵食品といえば、キムチがあります。気が付いたら冷蔵庫で“酸っぱく”なっていた……という経験はありませんか?
普通は酸っぱくなったら「腐っている……」と思いがちですが、キムチの場合は糖分の乳酸発酵による酸味なので、腐っているわけではありません。そのため、酸っぱくなっても食べることはできますが、どうしても酸味が苦手という人に、“酸っぱいキムチ”の利用法を紹介しましょう。
手っ取り早いのが、料理に活用するという方法。この時期であれば、キムチ鍋やキムチスープがいいですね。たっぷりの出汁で薄めれば、酸味もほどよくなりますよ。また、豚キムチ炒めなどの炒めものにもオススメ。胡麻油やツナ缶の油など、油が加わると酸味が抑えられます。また、生で食べたいという人は、マヨネーズを和えるのもいいですね。ちょっと荒技ですが、食品用に重曹を少々入れる方法もあります。
キムチは10℃前後の温度でも発酵するので、すぐに食べきらない場合は、保存袋に入れて冷凍するか密封容器に入れて冷蔵庫のチルド室に入れるとよいでしょう。ただし、直箸は細菌が繁殖して腐敗の原因になるので、食べる分だけ小皿に取り分けて食べるようにしましょう。