お笑いタレントの有吉弘行が12月6日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)に出演し、20日に開催される漫才コンテスト「M-1グランプリ 2020」の優勝コンビを予測した。
2019年度のM-1グランプリでは無名の漫才コンビだったミルクボーイの“奇跡の優勝”を事前に言い当てていた有吉。その後の「R-1ぐらんぷり」でもマヂカルラブリー・野田クリスタルの優勝を予言すると、9月開催の「キングオブコント2020」についても大会前の同ラジオ番組内でジャルジャルの悲願の優勝を確信していた。
そんな“予言者”有吉が遂に2020年度のM-1について言及。まずは敗者復活戦で勝ち抜くであろうコンビに関して「あれは当日テレビでやって、テレビ投票なんだよね。だから結構人気者が残る可能性があるから。人気者で(決勝に)残ってない人がいるはずだよね」と分析し、「ぺこぱとかか」と予想した。
ただ、大会を制するのは現時点で決勝に残った9組から出るだろうと語り、「今年は(優勝コンビの)相が出てますね。全員のオーラを見たわけじゃないけど、何組かのオーラを見て絞れています」と占い風に解説。最終的に「まぁ、ニューヨークでいいんじゃないかなと思ってます」と優勝すると思うコンビを名指ししている。
「ボケの嶋佐和也とツッコミの屋敷裕正で構成されるニューヨーク。昨年のM-1にも出場しており、審査員で吉本興業の重鎮であるダウンタウン・松本人志から『ツッコミの仕方が好みじゃない』と手厳しいジャッジを下され、82点という同年の最低点を付けられました。馴れ合いに近いメリハリの無いツッコミが松本の“好み”ではなく、その後はバラエティ番組などでたびたび『根に持っている』ことを明かし、今年はその辺りをかなり修正して臨むことになるはず。もちろん松本の好みに沿った形式にすることで優勝が保証されるわけではありませんが、昨年度の大会では松本の付けた各コンビへの点数の序列が、大会の最終順位とドンピシャで一致する稀有な事態が発生。つまり、松本の好みではなかったニューヨークのネタは他の審査員の好みでもなかったことになり、逆にいえば、松本の助言をありがたく取り入れることで他の審査員からの評価もアップする可能性が高いといえます。しかも、ここにきて“予言者”である有吉からも背中を押されたわけですから、ニューヨークにとっては正念場となりそうですね」(お笑いライター)
吉本の東京NSC15期の間ではエリートコンビとしてもてはやされ、即座のブレイクを期待されていた2人。だが、思ったほどの活躍ぶりとはならず、屋敷は「これまで何度かあったチャンスをことごとく逃してきた」と反省しており、いよいよ今年の年末は本格的なブレイクにつながるラストチャンスとなるかもしれない。
(木村慎吾)