政府が年末年始の休暇の分散、延長を呼び掛けていますが、主婦たちからは反感の声が挙がっているようです。
「主婦は休みなんてないのよ。毎日家事に育児に追われているから」──そうなんです。子どもと夫の休みが増えると、食事を作る回数が増えますし、お世話をする回数も増えますよね。主婦にとっては、「通常運転が一番楽」というのが本音のようです。
また、主婦には家計を預かる役割もあるため、「いらんことしなくてよい。働き方改革で給料下がってるのに、休日ばっかり増やされても迷惑」という切実な意見も。
主婦ではなくとも、時給で働く人々にとって休暇延長はかなり厳しいところがあり、お財布が乏しくなります。「休みの間、アルバイトでもしなければならなくなる」なんていうのが現実かもしれませんね。
ちなみに、『しゅふJOBナビ』が2020年10~11月、年末年始の休暇延長を受けて主婦たちに実施したアンケート調査によると、「年末年始の休暇延長(12月26日~1月11日まで)案が話題ですが、どう思いますか?」の問いに対して、反対は31.3%、賛成は23.0%だったとか。「休暇延長を受け、どのような影響があるか」という問いには、「休みが増えた分の収入が減る」が41.1%、「家族で過ごす時間が長くなる」が40.3%と、ネガティブな声が非常に多い結果となりました。
その他、主婦たちからは次のようなコメントも挙がっていました。「職業の違いで対応できる人とできない人がいるので、不公平だと思う」「夫は1月の休暇が増えた分、2~4月の土曜が出社になるとのこと。それは家族の都合上、好ましくない」「分散で休みになると、子供を1人で留守番させることになる可能性もあるので、心配事も増える」
休暇延長は不公平感が多く、複雑な問題があるようです。とはいえ、コロナ感染対策としての休暇延長ということも忘れないように、各自が感染に気を付けて過ごしたいですね。