コロナ禍によって、激動の社会で安定した生活を送り続けることに難しさを感じた人も多いのではないでしょうか。感染症に限らず、何か変化が起こった際、柔軟にしなやかに生きていくためには、次のような準備をしておくのがオススメです。
■生活レベルを下げてみる
家族や収入の増減、暮らす場所の変化などのさまざまな要因で、今と同じ生活ができなくなることがあります。より豊かになったと感じる場合であれば問題ないと思いますが、生活レベルを下げざるを得なくなった際に、柔軟な対応ができるかどうかは事前の準備がものをいいます。
もしものときにどのように工夫して暮らすかを事前にある程度計画しておくと、動き出しがスムーズになります。家族を巻き込んでゲーム感覚で節約をし、現在よりも少ない収入ではどのように生活できるかを試してみたりするのがオススメ。貯金が増えて一石二鳥ですよ。
■“貯めどき”を逃さない
「急に働くことができなくなっても半年間は生きていける」と安心できる資金があれば、収入が減ったときの備えになるだけでなく、新しいことに挑戦したいときなどにも役立ちます。人生のうち、貯金に十分な資金を回せる期間は多くないのが一般的。小額ずつでも確実にスタートし、貯めどきがきたらしっかり貯蓄するのがよいでしょう。
■興味の幅を広げて自分磨きをする
時間や費用、労力(努力)は必要ですが、得られるチャンスが大きいのがスキルアップです。どんなところにビジネスチャンスが隠れているか分かりませんし、職場や転職先で新しいスキルが役立つこともあります。自分にしかできないことが増えるほど、貴重な存在として求められるようになりますから、時間やお金の使い方を見直して、自分への投資を始めてみるのもよいですね。
「大変な事態になってしまったら手も足も出ない」とは限りません。程度を調節すれば、いつでも始めることができるのが事前準備。できることから少しずつ、安心できる生活基盤を確保するための工夫を始めてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)