タレントの坂上忍がトーク番組内で暴露した“ナルシスト俳優M”の正体について、東スポは12月13日、テレビ関係者による「1人しかいませんよ」との証言を伝えている。
事の発端は、11月27日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)の中で坂上が披露した暴露トークだ。この日、ゲスト出演した女優の矢田亜希子が、芸能界には「鏡ばかりチェックする男性俳優が多い」ことに苦言を呈していたところ、自身も俳優として活動してきた坂上もこれに「いますね」と同調した。
続けて、坂上は“ナルシストな俳優”の中でも「最高峰は○○」だと「俳優M」の実名を暴露。視聴者はその正体を知ることはできなかった為、ネットやSNSでは憶測に基づいた特定作業が進み、様々な「俳優M」の名前が飛び交っていた。
そうした状況の中、東スポは13日配信のニュース記事において、関係者への取材を続けた結果、「Mでしょ!? これ、もう1人しかいませんよ 笑」との証言を紹介。坂上いわく「髪の毛1本、1本」レベルまでこだわるという「俳優M」の正体について、同誌は「甘いマスクで人気のベテラン俳優・村上弘明だ」と断定している。
具体的な村上の“ナルシスト伝説”として、「刑事モノなんかで喫茶店のシーンがあるとするじゃないですか。コーヒーを飲み終えた村上さんが『さて、行くか』と席を立つ芝居でも、顔面どアップ&3秒カメラ目線なんですよ 笑。そんな刑事います?」との逸話を挙げ、顔の角度や表情に少しでも納得がいかない場合にはテイク2を要求するのだという。
「一方で、同紙はそうしたナルシストな一面の背景には、村上のストイックな叩き上げ根性があるとも説明。長年にわたるプロ意識の結果、“還暦を過ぎてもなお、驚異的な若々しさを保っている”としています。また、“美”や“魅せ方”にこだわる村上に対し、世間からは二枚目役者の宿命だとする理解の声が多く、『“素敵な村上さん”を見るためにドラマを見てる視聴者も多いだろうから、素晴らしい事だと思います』『大河でもその演技力を遺憾なく発揮してるし、実力派な村上さん。ナルシストでも全然かまわない』『役者さんは自分が商品なんだからそりゃよく見せたいんじゃないの?』『ナルシストとプロ意識は別物でしょ?』との反応が続出。中には、『鏡を見ることがナルシストの定義かは疑問。自分の発言に酔っているという意味では、坂上の方がナルシストではないか』との手厳しい意見もありました」(テレビ誌ライター)
坂上が暴露した「俳優M」の正体が本当に村上なのかは不明だが、少なくとも村上のプロ意識が高く、仕事に対して100%の熱意で向き合う俳優であることは確かなようだ。
(木村慎吾)