12月20日時点で興行収入311億円に到達。間もなく日本一ヒットした映画となる「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」。その社会現象ぶりもあって、有名人が鬼滅について語ることはもはや当たり前。でも、ほとんどの有名人が鬼滅賛美を繰り返すばかりで新味や面白みがイマイチの中、嵐・二宮和也が語ったぶっちゃけぶりには世間もびっくり。ところがこれが「うらやましい」との声を集めているとか。
「13日に放送された『BAY STORM』(bayfm)で、二宮さんが『鬼滅の刃』へのこだわりを語ったんです。実は鬼滅の大ファンで連載は第1回から読んでいるとのこと。週刊少年ジャンプ誌上で鬼滅がどのように“出世”していったかを語れるほど、本当に大好きなようでした。でも、二宮さんは『映画になって大ヒット。だから僕はちょっと逆に嫌いなんですよね』と、まさかの突き放し。いわく、連載スタートからファンだったことで『世界で初めて“鬼滅の刃”を読んだ』という自負があるとか。もちろんジョークですが、自分が手塩にかけて鬼滅を育てたといっても過言ではないとのことでした。周囲のスタッフはファンの人に怒られるかもとツッコんでいましたが、世間の反応は真逆だったようです」(エンタメ誌ライター)
二宮のぶっちゃけ発言が拡散されると、SNS上では一斉に「わかるわかる」の大合唱。あまりにヒットしすぎて《ずっと好きだったのに今さらファンというのが言いづらくなる》《新しいファンが自分が一番熱烈とか語ってるのが嫌になること多い》《あ~あ、あんなに自分だけのものだったのになぁ…という思い出はあるから、ニノの気持ちにそれな!と思った》と、鬼滅嫌い発言を心配するより、二宮の気持ちに寄り添う声が目立った。
「特に『うらやましい』という声が目立ちましたね。一般人が同じようなことを言うと『裏張りしてる』とか『出た出た、昔はファンだったやつ』とか鬱陶しがられるそうですから、昔からのファンとして本音を言える二宮さんの立場をうらやむ人が多かったようです。たまたま今回は鬼滅ですが、同じようにSNS上であがった例で多かったのが、たとえばBTS。『日本ではファンなんか一握りだったヒップホップ主体の頃から応援してたのに、今じゃただのミーハーだと思われて悔しい』という嘆きを書き込んでいる女性もいました。あとは星野源さんや、ドリカムファン、Perfumeファンなど、やはりアーティスト系などの昔からのファンが、今回の二宮さんと同じ思いを経験したことを投稿してましたね」(前出・エンタメ誌ライター)
自分が見つけたものがどんどん“みんなのもの”になっていく、あの複雑な感覚。きっと、誰もが一度や二度は経験があるのかも?
(塚田ちひろ)