女優の沢口靖子が主演を務めるドラマ「科捜研の女」(ABCテレビ・テレビ朝日系)の映画化が12月17日の最終回放送後に発表された。
「科捜研の女」は京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコを中心とした研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く人気シリーズ。1999年の初回放送から今年でシーズン20を迎え、放送話数も累計254話に達している。
劇場版でもマリコ役の沢口靖子、京都府警刑事・土門薫役の内藤剛志など主要キャストは出演。主演の沢口靖子は映画化について「シリーズが始まった時は、20年も続けられるなんて、そしてまさか映画化される日が来るなんて、全く予想していませんでした。本当に夢のようです。こんなにも愛される作品となったのは、応援して頂いている皆様のおかげだと、感謝しています」とコメント。
この報にネットでは《待ってました!の一言です! 今のキャストだけでなく、昔のキャストの登場も期待しちゃいます! 楽しみ以外なにもないです!》《相棒と比較され続けた科捜研の女もようやく映画化の決定か……》《していなかったことに驚く。これだけの長寿と人気ならとうの昔にしていると思ってました》など満を持しての映画化に喜びの声が殺到した。
「『科捜研の女』は長い歴史の中で作風が変化してきたことでも知られています。初期はコミカル寄りでしたが、シーズン5以降はシリアスに。シーズン18からは再びコミカル寄りになっています。近年では主人公のマリコがクセのある女性たちと対決する『マリコVS○○な女』シリーズや、沢口がお姫様の格好をしたり、新選組隊士に扮するなどこれまでにないシーンに挑戦する『マリコの衝撃的なワンカット』などもファンの間では楽しみのひとつ。ほかにも『マリコに殺意20年!? 謎の逆恨み女と空飛ぶ女子高生!!』『牛はみた!! チーズが暴く殺人…マリコ決死の乳搾り!?』といった個性的すぎるラテ欄も毎回話題になっています。劇場版でもそういった要素をファンは楽しみにしているでしょう」(芸能記者)
ゼネラルプロデューサーの関拓也氏は劇場版について「現代最新科学では絶対に解けないトリックをあやつる、シリーズ史上『最強の敵』が立ちはだかります。全20シーズン、全254話に及ぶエピソードが伏線となった衝撃の展開もファン必見です」とコメント。
ストーリーも“マリコのワンカット”も衝撃的な内容が期待できそうだ。
(柏原廉)