コロナ禍では、免疫力の低い赤ちゃんを育てるのに気を使うことが多いですが、“保活”もその一つ。しっかり見学をして通わせる園を検討したいと思う一方で、我が子や園児たちへの感染を考えると、不安を感じる方も多いと思います。先輩ママたちはどのように保活を行っているのでしょうか。
■保育園の見学ができたママは半数以下
メディアやeコマース事業を展開するC Channelが2020年11月、ママ向け動画メディア『ママタス』のInstagramフォロワーを対象に実施した調査で「コロナ禍でも保育園の下見ができたかどうか」を尋ねた結果(有効回答数 4,743名)、「できた」ママは43%、「できなかった」ママは57%だったそう。
見学ができなかったというママのほうがやや多く、電話やオンライン説明会など見学以外の方法で詳細を確認することはできたが、実際に園の中に入って様子を見ることはできなかったというママや、見学を自粛したというママたちが多かったようです。
また、下見ができたと回答したママたちからは、「人数制限と検温、消毒などの対策があった」「下見はできたが園児の部屋には入れなかった」などの声が寄せられたそう。感染症対策の徹底や、人数・場所の制限などの工夫をして見学を受け入れている園もあるようです。
さらに、同調査で園や施設の下見ができなくても申し込みをしたかどうかを尋ねた結果(有効回答数 2,367名)、「申し込みをしなかった」が45%、「申し込みをした」が55%と、下見ができない場合でも、口コミやホームページ、電話や説明会などの情報をもとに、入園を希望したママたちがやや多かったそうです。
■保育園の下見ができない場合の入園申し込みは……
前述の調査を受け、C Channelが2020年同月、「下見ができなかったが申し込みをした」と回答したママを対象に追加アンケートを行ってその理由を尋ねた結果、「電話対応の仕方で園を決めた」「職場復帰のために、自宅に近く友人の子どもが通っている園に申し込んだ」「インターネットで情報を集めた」などの声が寄せられたそう。見学をしなくても、情報や園の雰囲気を知る手段はありそうですね。
我が子を毎日のように通わせる園だからこそ、先生方の人柄や在園児の様子を知りたいと思うのが親心。コロナの感染拡大が続いている今、見学などの制限が広がっていく可能性も高いですが、子どもたちの安全を第一に、できる範囲内で進めたいですね。