サッカー元日本代表の本田圭佑が1月19日、自身がパーソナリティーをつとめるラジオ番組「NowVoice」(ニッポン放送)に出演。世界中から批判されているブラジルでのノーマスクダンスパーティーについて弁解したが、ネット上では《言ってることがメチャクチャ》とさらに批判を呼んでいる。
ブラジル1部リーグの「ボタフォゴ」退団を表明している本田は、14日に同クラブのチームメイトやスタッフを含めた約20名との送別会動画が漏洩。会ではノーマスクで食事をしながら楽しくダンスをする姿が映っており、ブラジルを中心に世界中から猛バッシングされ、本田はツイッターで「ランチに参加したことで批判を受けたボタフォゴの友人たちには申し訳ない」と謝罪したものの、その後、自身が運営する音声サービスで反論を展開していた。
19日のラジオでも本田は「謝るようなことがあるとしたら、ランチに来てくれた選手が巻き添えを食らっていて申し訳ないと思っている」と改めて同僚に対して謝罪したが、これほど批判を受けている原因としては「チームで彼らが期待していたほどの結果を僕が出せなかったことと、その難しい状況でチームを出て行ったこと、そういったタイミングでこの送別会は揚げ足を取られた形になった」と主張。さらに「ブラジルって毎日ビーチに出たらわんさか人がいて、全員マスクしていない」とし、「あのイベントを開いたかどうかってことは別に」と、重ねて問題ないことを訴えたのである。
「本田の話をまとめると、“ボタフォゴで結果を出せずに移籍するから一部のサポーターが送別会にイチャモンを付けているだけ。なぜなら、ブラジル人はマスクを着けていないから、俺がマスクを着けていないことは問題にはならない”ということになりますが、今や世界の常識となっている“大人数の会食NG”を覆す発言が受け入れられるはずはありません。結果、今回のラジオでの弁解はネット上を中心にさらに批判を強める結果となってしまいました。そもそも、ツイッターで謝罪したところで止めておけばいいのに、わざわざ日本のラジオで弁解を重ねる必要があったのかも疑問。少なくとも、大人数のパーティーをして問題となったデヴィ夫人同様、声を大にして反論すべきことでもないでしょう」(ネットライター)
かつて本田は「日本だけが世界で割と普通に生活している唯一の国という不安な状態」と、ツイッターで日本のコロナ対策に苦言を呈していただけに、言っていることとやっていることがあまりにも違いすぎるのではないだろうか…。
(板橋亮二)