お笑いコンビ・しずるの村上純と池田一真が1月18日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演し、過去2度にわたり謹慎処分を受けていたことを明かした。
2人は「元祖謹慎芸人」と自虐しながら登場し、「ダメな奴とダメな奴でコンビを組んだ場合、どうなってしまうのか?」とのテーマで講義をスタートさせた。
大きなやらかしエピソードとして2人が振り返ったのは、およそ14年前にタモリがMCを務めた「ジャポニカロゴス」(フジテレビ系)での失態だ。本番の収録とは別に、事前に出演者の代役を立てて、実際に撮影を行うリハーサルのシミュレーションを依頼されたしずるの2人。しかし、シミュレーションなので“所詮バイトみたいなもの”と高をくくり、当日は2人揃って現場に1時間も遅刻してしまった。
その後も、スタッフの要請とは異なる悪ノリのボケを連発。遅刻した挙句の一連の振る舞いに怒った吉本興業は2人を会社に呼び出し、チーフマネージャーが「よくも会社に泥を塗ってくれたな。お前たちに仕事を振ると思うなよ!」と激怒、3カ月間の謹慎処分を下したという。
ただ、当時の池田はコトの重大さに気付いておらず、怒り狂うマネージャーを見て「とんでもなく顔が真っ赤になっていて。そんなに怒らなくても…と正直思ってた」と回想。すると、しずるにとって5年ほど先輩にあたる平成ノブシコブシ・吉村崇は「村上はコント師。池田はクズ」と2人の人間性を評していた。
なお、2度目の謹慎処分についても原因は2人の遅刻であり、時間を守らないことで多くを失ってしまったようだ。
「しずるといえば、デビューから程なくして『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)や『エンタの神様』(日本テレビ系)といった数多くのお笑い番組に出演。とりわけコントの人気が高く、売れっ子芸人への道を着実に進んでいる印象でしたが、その後は徐々に勢いがトーンダウン。同期のハリセンボンが現在も人気をキープする一方、しずるは地上波でのレギュラーがゼロになってしまいました。番組を見ていた視聴者からは『消えるだけの理由があったんですね』『どんな仕事でも約束を守る、時間を守ることができない人間は淘汰されていく』『今彼らのテレビ出演が減ってるのは、そういうところでスタッフの不興を買ったのも災いしてるのかもね』といった声が出ています。しずるはコントの実力もさることながら、ルックスも良く、女性人気も高かっただけに、遅刻が原因で周囲の信頼を失ってしまったのであれば、宝の持ち腐れもいいところですね」(テレビ誌ライター)
果たして3度目の巻き返しは叶うのか。アラフォーとなったしずるの2人が見せる意地の逆転劇に期待したい。
(木村慎吾)