お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太(ユーチューバー・カジサック)が1月30日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、相方・西野亮廣による吉本興業退所について言及している。
西野は同日をもって吉本とのマネジメント契約を終了させたと発表し、キングコングとして長く活躍してきた梶原の元にもこの件に関する質問が殺到しているという。
梶原は「このニュースを見て、『何も聞いてなかった。えー!?』じゃあございません」とし、西野と吉本の双方から事前に聞かされていたと説明。また「一番大事なのは円満(退社だということ)です。完全に。西野と吉本が揉めてるとか、僕も入ってグチャグチャなってるとかいう事実は一切ございません。ニュースにも出てましたけど、円満であることは間違いないので、それだけはよろしくお願いします」と西野が吉本と“喧嘩別れ”をしたわけではないと強調した。
続けて、最もファンが気になっている梶原自身の今後の去就については、「カジサックチャンネルが生まれた理由ってたくさんあるんですけど、一番大事なのは最初に吉本興業が力を貸してくださって、毎日配信ができた。恩がたくさんあります。だから吉本を退所するっていう答えはございません」と事務所残留を報告。西野からも「カジはそのままでいてほしい」と告げられたという。
「ファンからすれば、昨年末のオリエンタルラジオの2人セットでの退所のケースがありますから、やはり心配になってしまうのでしょう。ただ、梶原自身も話しているように、YouTubeチャンネル『カジサック』への吉本興業の貢献は大きく、他チャンネルでは見られない豪華な所属タレントをゲストに登場させています。バラエティ番組ではなかなかお目にかかれない漫才師・オール巨人を始め、様々な著名芸人とカジサックの対談が楽しめるのは吉本のおかげ。加えて、会社が結成した動画の編集チームのスキルは、他の個人ユーチューバーとは段違いのクオリティで、まるでテレビ番組のようなレベルの動画を毎日投稿できています。その点を誰よりも認識している梶原にとって、吉本との関係を切るという選択肢はないでしょう。中田に追随して事務所を去った藤森の例がありますから、比較されてしまういがちですが、梶原は賢明な判断を下したと言えるのではないでしょうか」(芸能記者)
吉本興業からは干渉されない領域で仕事を作り上げてきた西野とは対照的に、梶原は事務所と上手く連携しながら自らのチャンネルを育て上げてきた経緯がある。
TKOや雨上がり決死隊と同じく、様々な事情により、解散はせずとも、在籍するプロダクションが異なるという稀有なシチュエーションに置かれたキングコング。果たして今後のコンビ活動がどのように展開されていくのかについては多くの注目が集まりそうだ。
(木村慎吾)