お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓が2月5日放送の「やすとものいたって真剣です」(朝日放送)に出演し、コント番組「はねるのトびら」(フジテレビ系)で共演経験のあるキングコング・梶原雄太と西野亮廣に対する想いを語った。
鈴木と相方・塚地武雅は、2001年から2012年までの11年間、キングコングやロバート、北陽、インパルスと共に「はねトび」を盛り上げ、彼らにとっての代表的な出世作にもなった。
ただ、当時のレギュラーメンバー同士の関係について質問を受けると、鈴木は「仲良い奴と悪い奴といましたね。塚っちゃんは皆と仲良かったですよ。僕はキングコング大っ嫌いでした。喋んなかったです」と大胆発言。
2012年にファンから惜しまれつつ番組が終了した当時の心境に関しても、塚地は「ユニットのコント番組出るのも目標の一つだったので、あー終わっちゃったなみたいな」と語ったのに対し、鈴木は「僕はほんと『やったー!』と思いましたよ」と全くもって対照的だ。
というのも、鈴木は「はねトび」内での自身の置かれた立場に不満があったようで、「一番地味で目立たない、つまらない奴っていう役割を与えられてたので、これがイヤでイヤで」と回想。続けて、「なぜ、あの真ん中の(キングコングの)2人を盛り上げなきゃいけないんだっていう。それがイヤでイヤで。終わった時は『やったー!』で。もう好き勝手やるぞと」と語り、番組内での花形プレーヤーだったキングコングの“引き立て役”にウンザリしていたという。
次々に鈴木の口から飛び出す梶原と西野への恨みつらみ。周囲からは一連の毒舌発言をそのまま放送しても良いのかと心配されたが、鈴木は「あれはもう良いでしょう。伝えてください。じゃないとアイツら分からないから。あんなコンプレックス無い奴ら」と最後までスタンスは変えずに暴走していた。
「眉目秀麗で弁が立ち、若手時代からMCを任されていた“デキる芸人”としてのイメージが強かったキングコングの2人。『はねトび』でセンターを飾るのは常にイケメンの西野で、地味な印象の鈴木からすると『イヤでイヤで』しょうがなかったようです。ネットでは、今回の鈴木の暴走発言について『こういうリミッターが外れた時の鈴木さんは面白い。もっと言っちゃって下さい』『きっぱり言う鈴木拓さんが大好きです』『拓ちゃんはツッコミが意外と的確。キングコングより遥かに上』などの反応が寄せられました。元々“クズキャラ”としてヒールな側面も待ち合わせる鈴木ですが、図らずも大好評となってしまった格好です」(テレビ誌ライター)
決して万人から好かれるタイプの芸風とはいえないキングコングだが、同じ釜の飯を食ったはずの戦友から、これだけの愚痴を吐かれるとは想像だにしていなかったかもしれない。
(木村慎吾)