2020年に大ブレイクしたジャニーズタレントといえば、A.B.C-Zの河合郁人。グループで「第71回NHK紅白歌合戦」(NHK)に出場する夢はかなわなかったが、「ジャニーズ大好きジャニーズ」という新ジャンルを確立。大好きな木村拓哉や東山紀之、嵐の松本潤やKAT-TUNの亀梨和也のものまねネタで、引っ張りだことなった。
あこがれの木村とは、昨年2月11日の東京・国立代々木競技場第一体育館、2月20日の大阪・大阪城ホールで開催された初ソロコンサートにトークゲストで招かれて急接近。愛用ギター、ピックをもらい、連絡先を交換した。
5月には「ものまねグランプリ 次世代ものまね芸人No.1決定戦&歌ものまねNo.1決定戦スペシャル」(日本テレビ系)に出演すると、オンタイムで見ていた木村から「決勝進出おめでとう」とメールが入った。しかしその後、優勝を逃して準優勝に甘んじる模様が放送されると、「惜しい準優勝!」のあとに長いスペースが入り、「登れる山あるね」というメールが再び入ったという。
河合は、この一連のテッパンネタをあらゆるメディアで披露。関ジャニ∞のレギュラー番組でも話すと、収録後にスマホが鳴った。トークの聞き手だった村上信五からだった。
「画面を見ると、『まだ知らない事 あるって事は』という文章ではじまり、かなりスペースが開いて『泳げる川あるなぁ』と締めくくられていました(笑)。キムタクをムラカミ流大阪弁でアレンジしたようです」(芸能関係者)
さすがにこちらは保存しなかった。しかし、先輩の名言を即、自分の迷言に変換してみせる村上のセンスの良さに感服したという。
河合は現在、TBS系昼の情報生番組「ゴゴスマ~GO GO!Smile!~」の金曜レギュラーを務めている。また、9月には2週にわたって単独初司会の30分番組「ジャニーズ河合がジャニーズのコト勝手に答えます!!」(テレビ朝日系)が放送。好評につき12月28日、第2弾が90分枠の超拡大版となってオンエアされた。
司会者としては発展途上の身である河合はまだ、村上の背中を追う立場にいる。21年は形勢逆転があるか!?
(北村ともこ)