日々、雑務に追われてなかなか本業に専念できない……。もしかしたら、自分は雑務を処理する立場の人間で、本業にはふさわしくない人間なのでは? 女性だから会社から軽んじられているのでは? そう感じて、日々の雑務にイラっとしている女性は多いかもしれません。
若い頃に雑務をさせられるのは仕方ないかもしれませんが、30~40代になってもまだそうであれば不安が高まるもの。そういう場合には、雑務との付き合い方や考え方を少し変えてみるといいかもしれませんよ。
政策アナリストである石川和男さんの著書「30代で人生を逆転させる残業0(ゼロ)の時間術」(CCCメディアハウス刊)では、始業30分前に雑務を片付けてしまう方法が紹介されています。そして、優先順位の高い仕事をする準備を早々に整えておくことが重要だと書かれています。
もちろん、こなせないこともあります。そんなときには雑務をいったんノートに書いて後回しにします。すると、頭の中がクリアになって目の前の仕事に集中できます。優先順位の高い仕事の後、そのノート通りに雑務をこなしていくといいそうです。
また、クロネコキューブ代表取締役の岡田充弘さんの著書「やりたいことを全部やれる人の仕事術」(PHP研究所刊)によると、雑務を身近な人にアウトソースするというのも一つの方法なんだとか。
「自分でやったほうが早い」と、1人で抱え込み過ぎるのも問題だそうで、これには意思疎通がとりやすいことから、自分の家族や友人など身近な人にお願いするのがいいそうです。会社の仕事で機密情報がある場合は、頼める範囲で頼んでみてはいかがでしょうか。
雑務を任せられて不安やいらだちを感じているのなら、ぜひ一度試してみてくださいね。