お笑いタレントの今田耕司が2月20日放送の「伯山カレンの反省だ!!」(テレビ朝日系)に出演し、かつてダウンタウン・松本人志からマジギレされたエピソードを振り返っている。
若手時代から尊敬する松本にプライベートでも世話になってきたという今田。ある日、松本と今田、そして2人の後輩で元芸人のインタビューマン山下(元ジャリズム・山下しげのり)というお馴染みのメンツで旅行に出かけたのだが、その待ち合わせ時間を巡って、激怒されたのだという。
出発の当日、待ち合わせ場所は松本が当時住んでいたマンションの前で、時間は朝10時。今田は、山下と共に5分前にマンションに到着し、「兄さんに連絡せえや」と松本へ到着の報告電話をするよう山下に命じた。
しかし、若手時代に松本から散々説教されてきた山下は「たぶん、松本さんは嫌がると思います」と報告の電話を躊躇。一方で、今田は「“5分前に着きました”って言って怒る先輩なんかどこにおんねん」と譲らず、断り切れなかった山下が渋々松本に電話したところ、案の定、松本は山下の携帯電話から声が漏れるほどガチギレしてきたという。
今田は、山下への罪悪感から「『僕が電話させました』って(松本に)言うわ」と伝えたが、その後、松本が2人の元に現れた時の様子は「赤鬼や!っていうぐらい顔真っ赤」だったと回想。続けて「ものすごい勢いで車に乗り込んできて、『10時言うたら10時ちゃうんかい!』」と怒鳴られたという。
その“赤鬼”ぶりにおじけ、今田は自分が山下に電話させていたという事実を言い出すことができず、その場で山下に対し「お前、それはあかんで…」と松本に便乗。思わず萎縮してしまうほど、松本の表情が「怖すぎた」と振り返った。
「今田は、松本が5分前到着の電話に対してこれほどまでのマジギレを見せた理由に関し、『10時に合わせて出るのに、電話に1回出なアカン。そのロスタイムが多分許せなかったんやと』と松本の心情を推察。世間からも『なんでそんなことでいちいちマジギレするの?』『松ちゃん、怖すぎだろ』との声が出ていますが、松本は実際にこの“マジギレ事件”が勃発した当時のラジオ番組『放送室』(TOKYO FM)の中で、この件に触れています。同番組で共演した親友で放送作家の高須光聖に対し、『これ、俺悪くないよな?』と切り出し、待ち合わせ時間より前に到着の電話をしてきた山下への怒りトークを展開。『じゃあ何? 俺は後輩のお前らが早く到着したからって、すぐに支度せなアカンの? こっちは10時に行けるように準備してんねん』と憤慨し、山下の電話がまるで後輩から急かされているような感覚に陥ったといいます。また、松本はこの件ですぐにマンション前で山下を怒鳴った際、本来であれば今田も山下に説教するべきところを、“ユルい注意”で終わっていた点に着目。妙な違和感を覚えたとし、『これ、今田が電話させたんや…』と真の黒幕の存在に気付いていました」(テレビ誌ライター)
なお、ネットでは松本の見解と同じく、「遅刻してるわけでもないのに、先輩に対して急かすような連絡をする必要がある?」「待ち合わせ時間を過ぎたならともかく、早めに着いて連絡されると急かされてる気になる人もいるかも。時間までは黙って待ってた方が良いな」との反応も出ている。
いずれにせよ、最も不憫なのは板挟み状態となった山下であることは間違いないだろう…。
(木村慎吾)