仕事がはかどらないとき、あなたはどのように対処していますか?
最近はテレワークなどの慣れない環境で仕事をしなければならないケースもあり、みなさん試行錯誤していることでしょう。そんなときに仕事の生産性を上げるには、脳内ホルモンのドーパミンやセロトニンなどの“幸せホルモン”の分泌を高めるのがポイントといわれています。
厚生労働省の『e-ヘルスネット』によると、ドーパミンとは神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において、中心的な役割を果たすものなんだとか。
精神科医の樺沢紫苑さんの著書「脳内物質仕事術」(マガジンハウス刊)では、ド─パミンを出す方法が紹介されています。ドーパミンは、自分の仕事がうまくいったときなど、目標が実現されて「やった!」と感じたときに分泌されます。その結果として、幸福感で満たされるのだそう。
そして、実は目標や計画を立てた時点で、すでにドーパミンは分泌されているそう。目標に取り組むことで、モチベーションが上がっていくのはそのためなんだとか。
やる気がなくて悩んでいるなら、脳にやる気を出させるために、意図的に報酬を与えればいいのです。報酬とドーパミンの分泌の関係は、次のようなサイクルになっているそうです。
「目標設定」⇒「ドーパミン分泌・ワクワク感」⇒「モチベーションアップ『がんばるぞ!』」⇒「目標達成」⇒「ドーパミン分泌 快感 幸福感」⇒「行動と快感が結合」⇒「さらに快感を求めるモチベーションアップ!『次も頑張るぞ!』」⇒「目標設定」。こうした状態になれば、さらにやる気が出るというわけです。
これらの回路がうまくいかないのであれば、自分はどこでつまづいているのか、チェックしてみるといいかもしれません。