東京五輪の聖火リレーを辞退する芸能人が相次いでいる。
2月26日には歌手の五木ひろし、女優の常盤貴子、玉城ティナ、斎藤工らが相次いで辞退を発表。理由はいずれも「スケジュールの都合がつかなくなった」というものだ。
いずれも当たり障りのない理由だが、常盤貴子は所属事務所の公式サイトで3月1日、さらに具体的に辞退の理由について言及。サイトの記述によると「常盤は当初、昨年開催予定であった東京五輪につきまして、2020年6月に聖火ランナーとして石川県を走る予定でございましたが、東京五輪の開催が延期となり、それに伴い聖火リレーが中止となりました。2020年1月には、翌2021年5月~6月本番の舞台出演が決定していたため、2020年9月に改めて2021年6月での聖火ランナーのご依頼をいただきましたが、残念ながらお断りさせていただきました」と舞台出演が入ったためとしている。
この発表について、ネットでは《人が集まって密になり、箱根駅伝の時の様に世間からバッシングされると、芸能人としての汚点となりそうですからね。正しい選択なのかなとは思うけど》《みなさんスケジュールの都合という理由だが、ずっと前から決まっていた聖火リレーをキャンセルするのは別の理由がありそう》《芸能人はもとより、一般人でも辞退者増えるんじゃないでしょうか。走ってる姿をネット中継されるのはもはやリスクになってきている》など、賛否が渦巻く今回の聖火リレーに参加すること自体、芸能人にはリスクが高いという声が多数上がっている。
そんな中、逆に辞退しないと公言する芸能人も。
「オリエンタルラジオの藤森慎吾です。藤森は2月28日、ツイッターで『藤森、地元長野で聖火ランナーやらせていただきます 五輪のランナーって普通に考えて光栄です。あと、美代子(母)さんと94歳のおばあちゃんが喜んでくれそうなので、走ります!!』と出走を宣言し、賞賛を浴びています」(芸能記者)
ほかにも2月28日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では落語家の立川志らくが「もし私のとこに来たら走りますよ、今からでも。空いていたらどこでも走ります。喜んで走ります」と宣言した。
当初は芸能人の“辞退ドミノ”が起きるかと思われたが、藤森や志らくのように、あえて火中の栗を拾う“逆張り”参加を表明する芸能人が今後増えるかもしれない?
(柏原廉)